IT関係者のための TOEIC 講座の6回目です。
IT ネタを含んでいますが、IT関係者以外のかたにも役立つ内容です。
今回は、IT関係者が聞いたことはあるけれど、意味を正確に把握していない可能性が高い英単語をご紹介します。
すべて TOEIC テストや関連教材で目にすることがある単語です。
次の4つの単語です。
- mailer
- bulk
- warehouse
- directory
それでは説明を開始します。
◆ mailer
IT関係者が mailer という言葉を聞くと、Microsoft Outlook などの mailer を思い浮かべるかたが多いと思います。
もちろん間違ってはいませんが、mailer には他に次の意味があります。
- (ボール紙でできた郵送用の)封筒
- 郵便広告
電子メールソフトのことだと思うと、文章の意味が把握できなくなることがありますので、ご注意ください。
◆ bulk
最近は、パソコンを自作するケースが少なくなってきましたが、以前は秋葉原などのお店をまわってパーツを買い集めて、パソコンを自作することが流行っていました。
性能のよいパーツを使わないと、快適にパソコンを使えなかったためです。
性能のよいパーツを付けると、快適にパソコンを使うことができました。
パーツを買うために秋葉原のショップに行くと、正規品のほかに、同じ商品が大量に大きなダンボールに入れられて、安売りされていることがありました。
正規品と同じ商品ですが、パッケージが無く、ビニールに入った中身だけが、かごや大きなダンボールに入れられて大量に売られていました。
それらは「バルク品」と呼ばれていました。
例えば、ネットワークカードの正規品が 4,800 円、バルク品が 1,000 円、ということもありました。
バルクの綴りは bulk です。
意味は、非正規品という意味ではなく、「大量」という意味です。
bulk order で「大量の注文」「大口の注文」という意味になります。
bulk は TOEIC 関連で目にする単語ですので、覚えておくことをおすすめします。
◆ warehouse
データウェアハウスという言葉を聞きなれている方は多いと思いますが、ウェアハウスの意味を知らない方もいらっしゃると思います。
warehouse は「倉庫」という意味です。
◆ directory
Windowsのフォルダに相当するものを、UNIXではディレクトリと呼びますね。
(UNIXの方が Windows より先に作られたので、UNIX のディレクトリに相当するものを、Windowsではフォルダと呼んだ、といったほうが正確ですね)
また「ディレクトリサービス」というと、ネットワーク上でコンピュータやユーザなどのリソースに関する属性情報を提供するサービスを指します。
IT用語の directory には上記の意味がありますが、TOEIC関連では directory が「入居者名が記されている盤」の意味で出てくることがあります。
例えば建物の入口を入ったところに掲示されている、入居者の一覧が書かれた表示です。
「入居者名が記されている盤」の意味も、覚えておくことをおすすめします。
まとめ
今回は4つの単語(mailer, bulk, warehouse, directory)をご紹介しました。
馴染みのある単語だと、意味を知っているように思えますが、実際はよく使われる意味を把握していなかった、ということがあります。
今回紹介した意味は、覚えておくことをおすすめします。