今回は可算名詞・不可算名詞についてです。
英語の文法問題には、いくつかの種類があります。
その中に、名詞が数えられるのか(可算名詞)、数えられないのか(不可算名詞)、を問う問題があり、TOEICでも出題されます。
今回は、この可算名詞・不可算名詞の観点で、次の3つの単語について説明します。
- merchandise
- advice
- opinion
◆ merchandise
merchandise は商品という意味です。
この単語は、TOEIC に頻繁に出てきます。もし意味を知らなかったかたは、まず意味を覚えて頂ければと思います。
それでは本題に入ります。
商品は、日本語では「商品が1つ」「商品が2つ」というので、数えられるような感じがしますね。
でも、英語の merchandise は不可算名詞、つまり数えられない名詞です。
数えられないので、 “a merchandise” は間違いです。
また「たくさんの商品」というときは “many merchandise” でなく “much merchandise” といいます。
how を使って「商品の量」を表したいときは、”how many merchandise” でなく “how much merchandise” となります。
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【例】
how much merchandise to allocate to each store
それぞれのお店に割り当てる商品の量
◆ advice
advice は日本語でも「忠告」、「助言」という意味で、アドバイスといいますね。
ちなみに、日本語ではアを強く発音しますが、英語の発音では i にアクセントがあり、a を弱く発音しますのでご注意ください。
さて、advice が数えられるのか、数えられないのか、についてです。
「1個のアドバイス」のように数えられそうな気もしますが、advice は「忠告」「助言」という意味では、不可算名詞、つまり数えられない名詞です。
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【例文】
I need some advice about my PC.
私は、私のPCについてアドバイスを必要としています。
ところで、さきほど「忠告、助言という意味では」と書きました。
辞書には advice の意味として「報告」も載っていて、「報告」の意味では数えられる、つまり可算名詞と書かれています。
この知識もあったほうがベターだとは思いますが、まずはよく使われる「忠告」という意味の advice が不可算名詞ということを覚えておくことをお勧めします。
◆ opinion
opinion は「意見」という意味です。
日本語でも、他のお医者さんの意見を聞くことを「セカンドオピニオンを求める」といいますね。
この opinion は、「意見」という意味では、可算名詞です。
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【例文】
The two women had very different opinions about yoga.
その二人の女性はヨガについてとても異なる意見を持っていた。
ちなみに辞書には、opinion の意味として「世間の意見」「世論」という意味も載っていて、こちらは不可算名詞と書かれています。
この知識もあったほうがベターだとは思いますが、まずはよく使われる「個人の意見」という意味の opinion が可算名詞ということを覚えておくことをお勧めします。
まとめ
今回は、可算名詞・不可算名詞の観点で3つの単語について解説しました。
TOEIC でも、可算名詞・不可算名詞の知識を問う問題が出ますが、この種の問題は、知らないと勘で答えることになり、また、少し考えてしまうと、その分時間をロスしてしまいます。
文法の知識があると正解率が上がりますし、時間もロスせずに済み、高得点に結びつきやすくなります。
今回の記事を役立てていただければと思います。