TOEIC対策(語法)の2回目です。
キーワードは前置詞の ‘to’ です。
次の3つの単語について解説します。
- answer
- regarding, concerning
◆ answer
いきなりですが、次の問題を解いてみてください。
【問題】 次のカッコに入る前置詞を記入しなさい。
He answered ( ) my question.
彼は私の質問に答えました。
答えがわかりましたでしょうか。
私に答えたのだから ‘to’ が正解かな、でも私のために答えているので for がよいかも、とも思えますね。
on でも意味が通りそうだな、でも今回のテーマが ‘to’ なので、やはり ‘to’ が正解かもしれない、と思われるかもしれません。
それでは、ファイナルアンサーを選んでください。
では正解をいいます。
正解は
「無し」
です。
前置詞は不要です。
He answered my question.
彼は私の質問に答えました。
「私の質問に答える」といいたいときは “answer to my question” でなく “answer my question” が正しいです。’to’ は不要です。
ちなみに「彼は私に答えた」であれば “He answered to me” となり ‘to’ が使われます。
◆ regarding, concerning
regarding と concerning は、両方とも「~に関して」「~について」という意味です。
後ろに ‘to’ はつけません。
-
【例文】
I have some questions concerning the report.
その報告に関して質問があります。
I’m exploring a variety of options regarding this issue.
この問題について、さまざまな選択肢を探っています。
なお、同じような意味で “with regard to” や “in regard to” という表現があります。
これらには to が使われます。
-
【例】
with regard to this issue
この問題について
まとめると、次のようになります。
-
◆ 「~について」という意味の表現
・ with regard to ~
・ in regard to ~
・ regarding ~ ※ to をつけない
・ concerning ~ ※ to をつけない
「~について」という意味の表現は、他にもありますが (as for など)、一度に覚えようとするとたいへんなので、まずはこれらの4つの表現を正確に覚えて頂ければと思います。
ちなみに、仕事でメールを書くときに「~の件について」といいたいときがありますが、そのようなときに今回紹介した表現が使えます。
まとめ
今回は前置詞 ‘to’ が関係する表現について解説しました。
語法の知識があると TOEIC の点数が上がりやすくなります。
また、一度覚えても、使ってないと忘れることもありますので、ときどき復習して、記憶を定着させるのがおすすめです。
この記事がそのお役にたちましたら幸いです。