可算名詞・不可算名詞の3回目です。
今回は、次の2つの日本語に対応する英単語についてです。
- オフィス用品
- 情報
◆ オフィス用品
突然ですが、オフィス用品を表す英語は、次の (a), (b) のどちらでしょうか。
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(a) office supply
(b) office supplies
(a), (b) の発音をあえてカタカナで書くと
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(a) 「オフィスサプライ」
(b) 「オフィスサプライズ」
となります。
(a) の「オフィスサプライ」の方が自然に聞こえる、というかたもいらっしゃると思います。
(b) の「オフィスサプライズ」は、聞き慣れない感じがしますね。
ちなみに日本でも誰かを驚かせることの意味でサプライズという言葉が使われますが、これに対応する英語は surprise で、 supplies ではありません。
それでは正解が (a) かというと、そうではなく、正解は (b) の office supplies です。
前回の「可算名詞、不可算名詞2」で、具体的な場合は可算名詞、そうでない場合は不可算名詞となる単語を紹介しました。
例えば request などです。
supply も、このタイプの単語です。
supply の意味は「供給」ですので、具体的な供給品の場合は可算名詞、そうではなく「供給」という意味で使われる場合は不可算名詞です。
例えば、プリンタ、椅子、ホッチキスなどは、オフィスで使うために供給されている具体的な物ですので、可算名詞となります。したがって、オフィス用品という場合は office supplies となります。
◆ 情報
情報は英語で information といいますね。
それでは information は可算名詞でしょうか、不可算名詞でしょうか。
日本語では、例えば「1つの重要な情報が、その商談を左右する」のように言えるので、1つ、2つ、と数えられるような気もしますが、英語の information は不可算名詞です。
「1つの情報」「2つの情報」といいたいときは
“a piece of information”
“two pieces of information”
ということができます。
ちなみにフランス語では information が可算名詞なので、フランス人が英語を話す際に、間違って informations といってしまうことがあるようです。
英語では information がなぜ不可算名詞なのか、と疑問に思うかたもいらっしゃると思います。私もそうでしたが、疑問に思うより覚えた方が早いという結論に至りました(笑)
まとめ
可算名詞、不可算名詞の知識を試す問題は、知っていれば正解できます。
今回の記事に再度目をとおして、知識を定着させることをお勧めします。