【映画で英語学習+TOEIC対策】ラストサムライ

映画で英語学習

今回は、ラストサムライ(2003年 原題:The Last Samurai)をご紹介します。

ラストサムライとは

ラストサムライは日本が舞台の映画で、主演はトム・クルーズ、他に、渡辺謙、小雪、真田広之などが出演しています。

日本が舞台で、日本人の俳優、女優が多く出演しているので、親近感を持って見ることが出来ます。

ラストサムライが英語学習に向いている理由

◆英語が聞き取りやすい

この映画は、30分を過ぎた頃から英語が聞き取りやすくなります。
舞台が日本の村に移り、渡辺謙が本格的に登場するためです。
そのため、はじめはあまり聞き取れなくても、まず30分過ぎまで見てみることをお勧めします。

また発音は、日本人の出演者が話す英語は日本人のアクセントですが、その方がかえって聞き取りやすいです(笑)

◆舞台が日本である

舞台が日本であるため、親近感を持って見ることができます。
大河ドラマなどで時代劇を見慣れている日本人にとっては、細かい点で突っ込みたいところはたくさんありますが、ハリウッド映画なので大目に見ましょう。

個人的に一番突っ込みを入れたいのは、サムライが敵(トム・クルーズ)を捕えたのに、牢屋に入れずに野放しにしている点です。
牢屋に入れてしまうと、全く異なる映画になってしまうので、仕方ないですね。

◆日本人の俳優、女優が多く出演している

渡辺謙、真田広之、小雪をはじめ、日本人の俳優、女優が多数出演しています。
渡辺謙とトムクルーズの会話シーンも多く、渡辺謙が日本人アクセントの英語を話していることもあり、聞き取りやすいです。
全体的に、日本人にとって見やすい映画になっています。

エピソード

渡辺謙さんは、この映画に出るまでは英語をあまり話せなかったそうですが、この映画に出るために英会話の特訓をし、日常英会話ができるようになったそうです。

この映画が米国進出のきっかけになっていて、バットマン ビギンズ (2005年)、SAYURI (2006年)、硫黄島からの手紙 (2006年)と、この映画の後にハリウッド映画への出演が続いています。英語を話せると活動の幅が広がりますね。

英語学習のための映画の見かた

英語学習のために映画を見ても、はじめはほとんど聞き取れません。
全体の1%くらいしか聞き取れないこともあります。
でも、気にしなくて大丈夫です。

英語音声で映画を見るのは、英語に慣れるためです。
何を言っているのかわからなくても、真剣に映画をみて英語を聞いていると、気がつかないうちに、少しずつ英語に慣れてきます。

英語学習のために映画を見るのは、リラックスして楽しみながら英語に触れるためですので、気楽に鑑賞することをお勧めします。

結論

ラストサムライは、はじめの30分を過ぎたころから英語が聞き取りやすくなります。日本が舞台で、日本人の俳優、女優も多数出演していますので、英語学習に向いています。
英語学習の題材選びに困ったら、よろしければラストサムライを見てみてください。


【TOEIC対策】関連記事を読んでみよう

真田広之さんが2015年に出演された映画「ホームズ」の記事で、ラストサムライの名前が出てきていました。
この記事をもとに TOEIC 風の問題を作成してみましたので、よかったら解いてみてください。

【問題】
以下のネット記事(抜粋)を読んで、空欄(________)に入る語を (a), (b), (c), (d) から選びなさい。

【英文】

There are actors out there that leave a major impact on audiences with every performance despite being a household name or not. Hiroyuki Sanada is one of those actors. He has been in the business since he was a young boy and with every role brings a powerful performance appearing in a wide range of films and TV including The Last Samurai, 47 Ronin, Extant, The Wolverine, Lost and most recently voice work in the hit animated film Minions to name a few. ________ he is starring alongside Ian McKellan in the upcoming Mr. Holmes and I had the pleasure to sit down and speak with him about his work on this great film.

【選択肢】

    (a) While
    (b) Now
    (c) Assuming
    (d) Whenever

【英文の出典】

    https://www.axs.com/interview-with-the-last-samurai-and-mr-holmes-star-hiroyuki-sanada-93568
    (Jul 15, 2015)

【日本語訳】

    有名かどうかに関わらず、見る人に強い印象を与える俳優がいる。真田広之もその一人だ。彼は幼い頃から役者をしていて、幅広い映画やテレビ、例えば、The Last Samurai、 47 Ronin、 Extant、 The Wolverine、 Lostでのそれぞれの役や、最新のヒットアニメMinionsでの声優として、力強いパフォーマンスを見せてきた。
    近日公開予定の Mr. Holmes では Ian McKellanとともに出演しており、この素晴らしい映画での仕事について、彼と座って話をすることができ、たいへん光栄であった。

【単語、イディオム】

    household お馴染みの
    to name a few いくつか例を挙げれば

【正解】

    (b)

【解説】

    前半の文 “he is starring … upcoming Mr. Holmes” が、後半の「嬉しい」 “had the pleasure” に意味的にどうつながるのかを考えると正解できます。

    前半の文は事実を述べていて、嬉しい理由の補足説明です。
    したがって前半と後半の関係は順接です。
    (a) の while は「~の間は」「一方」という意味なので、意味的に不適切です。
    (c) assuming は「想定すると」という意味で、前半の文は事実であり想定ではないので不正解です。
    また映画 Holmes への出演は1回だけ発生することなので、 (d) の whenever 「いつでも」も意味が通りません。
    (b) の now は「だから」という順節の意味ですので、 (b) now が正解です。