こんにちは。
現在公開中のパディントン2を見てきましたので、英語学習の観点でレポートします。
◆ 英語学習に子供向けの作品が向いている理由
はじめに、英語学習には子供向け作品が向いている理由を説明します。
英語学習のために、ニュースやプレゼンの動画を見始めるビジネスパーソンは多いですね。
ニュースやプレゼンを理解できるようになりたいので、英語学習の題材に選ぶという気持ちはよくわかりますが、それらの題材は、英語の初級者、中級者には、最適ではありません。
もちろん、英語に触れること自体が大切なので、ニュースやプレゼンを見ることを続けられそうなら、続けた方がよいです。
しかし、英語が得意でないと聞き取れない部分が多く、知らない単語も多く、理解するのが大変です。
英語力がある程度、高くなっても、ニュースやプレゼンで知らない単語が出てくることはよくあることです。
初級者、中級者のかたにとっては、知らない単語や表現が多いため、ストレスがたまりやすくなります。
そして、ストレスがたまると、続けるのが大変になってきます。
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一方、子供向けの作品では、知らない単語や表現が一般向けの作品より少ないことが多く、ストレスが溜まりにくいです。
ストレスが溜まりにくいので、続けることも比較的簡単です。
英語学習で大切なのは続けることですので、続けやすい行動をとったほうが、英語力が上がりやすくなります。
したがって英語学習には、一般向けより子供向け作品の方が向いています。
注意点としては、内容が面白くないと、見ていて苦痛なので、子供向けでも、ある程度楽しめる作品を選ぶことをお勧めします。
また、一般向けでも、興味を持って見続けることができれば、もちろん見続けることをお勧めします。
◆ パディントン2の英語
英語の種類
メインキャストはイギリスやアイルランド出身の俳優です。また舞台はロンドンですが、英語は聞き取りやすいです。
セリフの内容
セリフの内容の観点で、パディントン2が英語学習に向いている度合いは、中程度です。
短いセリフが多く、ストーリーもわかりやすいですが、家庭内での会話、例えば食卓での会話などは、わかりやすいというほどではありません。
食卓での会話は聞き取りにくい
この作品に限らず、一般に映画に出てくる家庭内での会話、特に食卓での会話は、英語力がある程度高くならないと内容を理解しにくいです。
その理由は、食卓のシーンは、登場人物のセリフを通して、その登場人物に最近起こったことや、その登場人物が考えていることを、映画を見ている人に推測させるようになっていることが多いためです。
英語学習者は、ただでさえ、セリフの内容を理解するために聞き取れないところを推測する必要があります。
食卓のシーンでは、英語を聞き取るための推測と、推測した内容をもとに登場人物の近況を推測するという、二重の推測をする必要があるので、難易度が高くなります。
パディントン2にも食卓のシーンがあります。
しかし、ごく一部ですので、作品全体としては、聞き取りの難易度が高いというほどではありません。
◆ 劇場でみるメリット
個人差があると思いますが、パディントン2は、大人でも比較的楽しめる作品であると思いました。
DVDが発売されてから自宅で鑑賞するのもよいとは思いますが、劇場に行くと、嫌でも最後まで映画を見続けることになります。
劇場にはマナーのよくないお客さんがいることもあり、気分よく見ることができるかどうかは、そのときの状況によりますが、劇場で見るのと家で見るのは趣が異なり、リフレッシュできることも多いので(ストレスが溜まることもありますが)、普段、あまり劇場に行かないかたは、休みの日などに劇場で見てみるのもよいかもしれませんね。
◆ まとめ
パディントン2は、子供向け作品の中では、大人でも楽しめる作品です。
舞台が主にロンドンですので、ロンドンに興味がある方や親近感があるかたには特に向いているといえます。
個人差はありますが、子供向け作品を見るのが比較的苦にならない方にとっては、おすすめできる作品です。