こんにちは。
現在公開中の「美女と野獣」(2017年 原題:Beauty and the Beast)を見にいってきました。
4月に公開された作品で、タイミングが合わずに見られませんでしたが、やっと見ることができました。
英語学習に向いている題材でしたので、ご紹介します。
美女と野獣とは
現在公開中の美女と野獣は、1991年にディズニーが制作したアニメーション作品「美女と野獣」の実写リメイク版です。
主演は、エマ・ワトソン と ダン・スティーヴンスです。
日本では2017年4月に公開されました。
6月に入っても、東京の映画館では、週末はほぼ満員の状態が続いています。
私はチケットを週末の当日に買うことが多いのですが、この映画のチケットを当日のお昼にチェックすると、条件がよくない席しか空いておらず、普通の席は、夜9時以降の開始分しか空いていない、ということが続いていました。
今回は、2時間以上の待ち時間はできましたが、なんとかよい席を確保して見ることが出来ました。
見終わって感じたのは、この映画は完成度が高く、また英語学習に向いているということです。このブログで紹介すべき作品と思いましたので、ご紹介します。
「美女と野獣」が映画学習に向いている理由
美女と野獣が英語学習に向いている理由は、たくさんあります。
大きく分けると、次の2種類があります。
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①映画としての完成度が高い
②英語自体が英語学習者に向いている
①映画としての完成度が高い
まずお伝えすべきことは、この映画の完成度の高さです。
◆ ストーリー展開のテンポがよい
私はどちらかといえば、ミュージカル系の映画はあまり見ません。
その理由は、ミュージカルは挿入歌が始まると、それまでのストーリー展開と比べテンポが遅くなるように感じられたためです。
しかしこの作品では、挿入歌がストーリー展開のテンポにもプラスの効果を与えていました。
歌がはじまってもストーリー展開が遅くなった感じがせず、歌に自然にひきこまれて、さらに楽しく見ることができました。
また挿入歌によりストーリーのわかりやすさが増していて、しかも全体のテンションも上げていました。
余談ですが、ミュージカル作品に限らず、ストーリ展開のテンポがよいのは、最近の映画の傾向です。
10年くらい前までの映画は、今ほどはテンポがよくなかった作品が多かったと記憶しています。
派手なシーンは多くても、ストーリーにひきこまれる感じが最近の映画ほどは強くなかった、という意味です。
一方、最近の映画は、あまり重要でないと思われるシーンや間延びする時間帯が少なく、あっという間に最後まで見終わるような映画が多くなりました。
◆ キャラクターが個性的
童話がもとになっているだけあって、キャラクターの個性が強く、とても魅力的です。
また、この作品の悪役は、スパイアクション映画 007シリーズの悪役より、悪役度が高いです(笑)
007シリーズの悪役は、理由があって悪くなってしまったなど、少しは同情の余地があることもありますが、この作品の悪役は、本当に悪い奴です。
もちろん、悪役以外のキャラクターもとても魅力的です。
全体的に、キャラクターの個性がしっかりしています。
◆ 音楽がよい
ミュージカルなので当然ですが、音楽がよいです。
1991年のアニメーション作品の音楽もレベルが高いですが、今回もレベルが高いです。
1991年のアニメーション作品では、主題歌をセリーヌ・ディオンが歌っていました。現在でも有名なテイクとなっています。
今回の主題歌は、アリアナ・グランデとジョン・レジェンドが歌っていて、前回に負けないくらいの高いレベルになっています。
また主題歌だけでなく、挿入歌がストーリーをさらに盛り上げています。
例えば「強いぞ、ガストン」(原題 Gaston)という歌が流れるシーンでは、歌がガストンをうまく紹介していて、かつ、全体のテンションもかなり上げていました。
※ アリアナ・グランデのマンチェスター公演後のテロについて、犠牲者の方や関係者の方に、心からお悔やみ申し上げます。
◆ 映像が秀逸
ディズニー映画なので当然ですが、映像のレベルが高いです。
ウォルト・ディズニー・カンバニーは、もともと映像制作の技術が高いです。
そして、私が著書
「デスマーチに追われるIT技術者が勉強せずに英語力を身につけてキャリアアップした方法」
にも書きましたように、2012年にはスターウォーズ・シリーズを製作していたルーカスフィルムを買収するなど、映像制作の技術レベルが、以前よりもさらに高くなっています。
今回の実写版「美女と野獣」も映像のレベルが高く、「CGの技術」という観点を忘れてしまうくらい作品に惹きこまれます。本当にすごい映像です。
②英語自体が英語学習者に向いている
◆ 英語が標準的で聞き取りやすい
英語が標準的で、聞き取りやすいです。
お手本のような英語の発音が多く、英語学習に向いています。
今回の実写版「美女と野獣」は、アニメーション作品と違い、子供だけでなく大人も楽しめる作品として制作されたと思われますが、英語に関しては、一般的な大人向けの作品より聞きとりやすく、わかりやすいです。
◆ セリフの数が多く、長さが短い
映画はテレビ番組に比べ、セリフの量が少ないことが多いですが、この作品はセリフの量が多く、英語学習に向いています。
しかもセリフの長さ自体は短いものが多いので、聞き取りやすく、ストレスが溜まりにくいです。
◆ 歌の歌詞が聞き取りやすい
「①映画としての完成度が高い」にも書いた通り、この作品の主題歌と挿入歌のレベルが高いです。しかも、英語の観点でも聞き取りやすいです。
まとめ
実写版「美女と野獣」(2017年)は、映画としての完成度が高く、また英語が標準的で、セリフや歌詞も聞き取りやすいです。
面白く感じるかどうかには、もちろん個人差がありますが、比較的多くの英語学習者に向いた作品といえます。
英語学習のために映画を見ているかたは、本作品を見てみることをおすすめします。