【IT関係者のためのTOEIC講座5】短い綴りの単語

IT関係者のためのTOEIC講座

今回は、IT関係者のためのTOEIC講座の5回目です。

ITネタを含んではいますが、IT関係者でないかたにも役立つ内容ですので、ぜひご覧いただければと思います。

今回は「綴りが短い単語の語彙力強化」として、次の5つの単語の意味を説明します。

  • bin
  • tan
  • peer
  • prop
  • ample

綴りの短い、知らない英単語

英語を学習していると、知らない英単語を目にすることがありますね。

上級者になるまでは、例えば TOEICを受験したときでも、知らない単語をいくつも目にすると思います。

そのようなとき、単語の綴りが長いと、まあ、知らなくても仕方ないか、と、納得できることもあります。

例えば、miscellaneous や consistency などが出てきて、意味を知らなかった場合、「綴りが長くて難しそうな単語なので、知らなくても仕方がない」と納得したりします。

一方、綴りが短い単語、例えば tan, prop などは、簡単そうにみえるので、意味を知らないと、自分の語彙力もまだまだだな、と少し落ち込んだりします。

今回は綴りが短い単語をご紹介しますので、ぜひ語彙力強化に役立てていただければと思います。

miscellaneous, consistency

ちなみに、上の例にあげた miscellaneous は「いろいろな種類から成る」「雑多な」という意味です。
Linux などの UNIX 系 OS には misc ディレクトリがありますね。
この misc は miscellaneous の略です。

また concsistency は「一貫性」という意味です。

それでは、さっそく短い綴りの単語の説明を始めます。

◆ bin

bin は「容器」「ごみ箱」という意味です。

ご存知なかったかたは、ぜひこの機会に覚えていただければと思います。

ちなみに UNIX の bin ディレクトリは binary の略なので、この「容器」という意味ではありません。

◆ tan

tan は「日焼けした」「黄褐色の」という意味です。
名詞、動詞、形容詞があります。
それぞれ「日焼け」(名詞)、「日焼けする」(動詞)、「日焼けした」(形容詞)という意味です。

日本語でも日焼けのことをタンニングということがあるので、考えればわかるかもしれませんが、tan の形で覚えておくと、考えずに済みます。

◆ peer

peer は、「同じような属性の人」「仲間」という意味です。
属性とは、例えば、年齢、収入、仕事、社会的地位、などです。

よくセキュリティ上、危険なソフトウェアとして、P2P(ピアツーピア)のファイル共有ソフトが挙げられることがありますが、この P2P の P は peer の P です。

ちなみに、同じ発音で pier という単語もあります。これは「埠頭」という意味です。
この単語も覚えておくことをお勧めします。

◆ prop

prop は「つっかえ棒をする」「支柱」という意味です。
TOEIC のリスニング写真問題 (Part1) で、おじさんがドアにつっかえ棒をしていたら、prop という単語が使われる可能性があります。

◆ ample

ample は見たことがない方もいらっしゃると思います。
私は、はじめてみたときに、sample の誤植の可能性もあると思いましたが、実際は誤植ではありませんでした。

ample は「十分な量よりも多い」「大きい」という意味です。

まとめ

今回は綴りが短い単語を紹介しました。
綴りが短い単語は印象に残りやすいので、その分、覚えやすいです。
ぜひ語彙力強化に役立てていただければと思います。