【TOEIC講座:知っている単語の知らない意味を覚える7】

こんにちは。

今回は「知っている単語の知らない意味を覚える」の7回目です。
次の3つの単語について説明します。

  • down
  • far
  • comparable

◆ down

down には「下に」「下の」などの意味がありますね。
文法的にいうと、形容詞や副詞、前置詞として使われます。

また、「下に」の意味から派生して「(人が)倒れている」「(コンピュータが)停止している」という意味でも使われます。

ここまでは多くの方がご存知と思いますが、down には「向こうへ」「離れて」という意味もあります。
下方向だけでなく、「離れた方向に」という意味でも使われる、ということです。

down のような基本的な単語は、よく出てきますが、知らない意味で使われていると、文章の意味が曖昧になってきます。
「下方向に限らず、離れた方向に、という意味で使われる」ということを把握しておくと、文意を正確に理解できます。

ちなみに down は動詞でも使われることがあります。
「(相手を)倒す」という意味です。
余裕があればこの動詞の意味も把握しておくと、さらに英語力が上がりますね。

◆ far

far は距離が「遠い」「遠くに」という意味であることをご存知の方が多いと思いますが、時間的に「遠く」という意味があります。

例えば、次のように使われます。

    【例文】How far in advance should she make the report?

    【訳文】どのくらい前もって彼女はレポートを作成するべきですか?

日本語でも、距離が離れている場合と時間が離れている場合の両方で「遠い」という表現を使うので、少しわかりにくいですが、far には距離だけでなく時間的に離れているという意味がある、と認識しておくことをお勧めします。

◆ comparable

comparable は文字通り 「compare できる」という意味です
「比較できる」「比較可能な」などと訳されます。
ここまではわかりやすいのですが、comparable には「量やサイズが同じくらいである」という意味があります。

    例: people of comparable ages  同年齢の人々

量やサイズが同じくらいだと、比較しやすいですが、「比較できる」と「量やサイズが同じくらい」とでは話者が伝えたいことが同じではありません。

「量やサイズが同じくらい」の意味も覚えておくと、英文の理解力が上がります。

◆ まとめ

今回は3つの単語の意味を紹介しました。
いずれの単語も、比較的、基本的な単語ですが、知っている単語が知らない意味で使われると、英文の理解があいまいになってしまいます。

今回紹介した意味も把握しておくことをお勧めします。