可算名詞・不可算名詞の2回目です。
※ 1回目の記事はこちらです。 【TOEIC講座:可算名詞、不可算名詞】
今回は、具体的な場合は可算名詞、そうでない場合は不可算名詞となる単語について説明します。
次の単語です。
- request
- measurement
- priority
◆ request
request は、具体的なリクエストの場合は可算名詞、そうでない場合は不可算名詞です。
次の例文をご覧ください。
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【例文】
We will respond properly to requests from customers for disclosure.
お客さまからの開示要求に対して適切に返答します。
この場合は「将来、発生するであろうお客様からの開示要求」の1つ1つに対してそれぞれ適切に返答するという意味であり、開示要求が1つ1つイメージされているので可算名詞扱いになっています。
したがって request に s がついています。
次に、以下の例文をご覧ください。
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【例文】
Details will be sent on request.
詳細は要望があれば送付します。
この場合は、「要求があれば」「リクエストベースで」と条件を述べていて、話者が1つ1つの要求まではイメージしていないので、不可算名詞扱いになっています。
したがって “on a request” や “on requests” のように a や s がつかずに “on request” となっています。
◆ measurement
measure は「測る」という意味の動詞です。
その名詞形の measurement は、「測定」の意味なら不可算名詞、具体的に図った「寸法」の意味なら可算名詞です。
次の例文をご覧ください。
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【例文】
Total elimination of uncertainty is not necessary for measurement but there must be some expected uncertainty reduction.
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測定のために不確実性を完全に取り除く必要はありませんが、不確実性の縮小はしておくべきです。
この場合、measurement は「測定値」でなく「測定」という意味で使われているため、不可算名詞です。
次に、以下の例文をご覧ください。
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【例文】
The measurements of both rooms were identical.
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両方の部屋の測定値は同じでした。
この場合は measurement は部屋を測った値(例えば縦、横、高さなど)を指しているので可算名詞です。
ちなみに、ウエストのサイズは次のように聞くことができます。
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What’s your waist measurement?
※ もちろん、聞いたら失礼かどうかは別問題です。。
◆ priority
priority は、「優先」「優先すること」という意味では不可算名詞、一方、「優先するもの」「重要度の高いもの」という意味では可算名詞です。
次の例文をご覧ください。
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【例文】
Security is now a high priority.
セキュリティが最優先です
ここでは priority が「優先するもの」「重要度の高いもの」という意味で使われており、可算名詞です。
次に、以下の例文をご覧ください。
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【例文】
Those rules take priority in our team.
我々のチームではこれらのルールが優先されます。
ここでは priority が「優先」という意味で使われており、不可算名詞です。
まとめ
今回の内容は、慣れていないと難しく感じるかもしれません。
具体的な1つ1つのことを指しているのか、それとも抽象的な意味で使われているのかによって、それぞれ可算名詞、不可算名詞の扱いになります。
よろしければ、もう一度、この記事に目を通し復習して、理解を深めて頂ければと思います。