【TOEIC講座:同音異義語】

英語で難しいことの1つが
「単語の綴りだけでは、どのように発音するのか、正確にはわからない」
ことです。

発音の法則らしきものはあるので、どのように発音されるのかを、推測することはできますが、絶対的なルールではないので、結局、正確な発音は、綴りを見ただけでは断定できません。

◆ ◆

例えば、みなさんもご存知の read の発音です。
現在形の発音は、あえてカタカナで書くと「リード」ですが、過去形は「レド」と発音されます。

他の例をあげます。
次の2つの動詞は、ともに母音が au ですが、au の発音が異なります。

  • laugh  (意味:笑う)
     あえてカタカナで書くと「ラフ」という発音です。au の発音は「ア」です。

  • taught  (teachの過去形。意味:教えた)
     あえてカタカナで書くと「トート」という発音です。auの発音は「オー」です。

このようにつづりと発音が一致しないことがよくあります。

上にあげたのは、綴りが同じで発音が異なる例ですが、反対に、綴りは違うけれど発音が同じ、ということもあります。

例えば house の ou と down の ow は、綴りは違いますが、発音は同じです。

また、単語全体が、異なる綴りで同じ発音になることもあります。
同音異義語と呼ばれます。

以下に、2組の同音異義語を紹介します。

◆ read, red

さきほど read の現在形と過去形の発音が違うことを紹介しました
(紹介されなくてもご存知のかたが多いと思いますが。。)

この過去形の read と、赤色を意味する red は、綴りは異なりますが、発音が同じです。
両方とも中学一年レベルの単語ですが、同じ発音かどうか、という観点では考えたことがないかたも多いと思います。
この機会に、同じ発音であることを、あらためて認識されることをお勧めします。

◆ hay, hey

hay は「干し草」という意味です。

また hay fever という言葉もあります。
「花粉症」という意味です。
知っていると外国人と話すときや海外旅行に行った際に役に立つかもしれません。
(花粉症ではないかたには、役に立ちませんが。。)
アレルギーの有無を聞かれて、花粉症くらいです、と答えたいときに、この言葉を知っていると便利です。

次に hey です。
hey は、ご存知のかたも多いと思いますが、「こんにちは」「やあ」「ねえ」という感じで、人に呼びかけたり、挨拶をするときに使われます。

この hey と hay は同じ発音です。
知識として同音異義語を知っていると発音の理解が深まるので、ご紹介しました。

まとめ

綴りは異なるけれど、同じ発音をする単語や音節を見つけたら、メモをしておくと、発音の理解が深まり、リスニング力も上がります。よかったら実践してみてください。