【TOEIC講座:600点を超える方法1,2】

今回は、TOEIC600点を目指す方向けの記事です。
対象読者は、600点未満のかた全員です。

◆ TOEIC 600点はどのくらいのレベルなのか

TOEICの平均点は、580点前後です。
最近10回の公開テストの平均点は、それぞれ 569 ~ 587 点の間におさまっています。

600点は、平均点より上の点数になります。
600点のかたの英語のレベルは、人にもよりますが、一般的には、辞書をひきながら英語の文書を読んだり、英語メールでやりとりができます。
また、会話は得意でない、という方が多いです。

◆ TOEIC 600点を超える方法1: 簡単な問題に正解する

TOEICには、中学英語レベルの簡単な問題が、けっこう出題されます。
これらの問題をとりこぼすと、600点を超えるのは難しくなってきます。
まず、簡単な問題をとりこぼさないようにしてください。

以下に簡単な問題の例を説明します。

中学校の英語の授業で、動詞の時制の問題が出てきたのを覚えていますか。
例えば、次のような動詞の変化の知識を問う問題です。

    問: 次のカッコに入る最も適切な語を (a) ~ (d) から選びなさい。

    I  (  )  baseball yesterday.

    (a) consider  (b) will demolish  (c) assume  (d) played

これは中学英語の知識で、正解できる問題です。
正解は、(d)です。

文の意味は「私は昨日野球をしました」です。
昨日のことなので、動詞は過去形を使います。
(a) ~ (d) で過去形は (d) だけです。
あとはすべて現在形(原型)です。

consider や demolish, assume の意味を知らなくても正解できますね。

このような、中学レベルの英語の知識で正解できる問題をとりこぼすと、600点を超えるのが難しくなってきます。

知らない単語を見ると、難しい問題に思えてしまいますが、簡単な問題もけっこう出題されますので、簡単な問題を取りこぼさずに正解してください。

ちなみに、consider は「考える、見なす」、 demolish は「取りやめる、取り壊す」 assume は「想定する、仮定する」という意味です。

◆ TOEIC 600点を超える方法2: できそうな問題に時間を使う

TOEIC テストは問題量に比べて回答時間が短いです。
高得点を狙う人でも、時間が足りなくなり、一部の問題はほとんど読まずに適当にマークすることが、よくあります。

600点を超えるためのよい方法は、この貴重な時間を、考えれば正解できそうな問題に使うことです。

考えても正解できなさそうな問題は、適当にマークして、あまり時間を使わないようにします。

このようにすることで全体の正解率を上げることができ、600点を超えやすくなります。

では正解できそうな問題とは、どのような問題なのか、ということになりますね。

まずはじめに、今回説明したような、中学英語レベルの簡単な問題は、冷静に考えれば正解できます。

次に、あなたに問題文と似たような経験があれば、正解しやすくなります。
設定をイメージしやすくなるためです。

例えば、
「会社で新入社員にPCを支給されたけれど、うまく動かないので交換してもらう」
という設定の問題があった場合、あなたに会社に入社してPCを支給された経験があったり、壊れて交換してもらった経験があれば、正解しやすくなります。

実際には、設定になじみがあっても、知らない単語がキーワードで使われていて正解できない、ということもあるので、一概にはいえませんが、傾向としては、設定になじみがあると、正解しやすくなります。

他にも、正解できるかどうかには、さまざまな要素が関係しますが、あなたの勘でかまいませんので、正解できそうな問題に時間を使い、正解できなさそうな問題にはあまり時間を使わないようにしてみてください。

このようにメリハリをつけることで、目を通すことができる問題の数を多くすることが出来ます。

まとめ

TOEIC600点を超えると、平均点より上の点数ということになりますので、気分もよくなります。
まだ600点を超えていない方は、よろしければ今回の記事を参考にしていただき、600点越えに挑戦してみてください。