【映画で英語学習】ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ (The Founder)

映画で英語学習

現在公開中の「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」(原題 The Founder)を観てきました。

知人から、飛行機の中で英語版を見たという話を聞いて、日本で公開されたら観に行こうと楽しみにしていた作品です。

日本では7月29日に公開されました。

◆ 「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」とは

マクドナルド・チェーンの創業者、レイ・クロックのストーリーです。
レイ・クロックは、マクドナルドを大きくしたビジネスマンです。

初期のマクドナルドは Richard McDonald と Maurice McDonald の兄弟によって作られましたが、そのマクドナルドをレイ・クロックが世界最大のファストフードチェーンにしました。
そのストーリーが描かれています。

◆ 「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」の特徴

派手さはないが親近感を持ってみることができる

派手さがないため評価がわかれるかもしれませんが、個人的には面白かったです。
実話がもとになっているので、ノンフィクションの面白さがあります。
上映時間は115分ですが、あっという間に見終わったという印象でした。

派手な映画が好きなかたには、物足りないかもしれませんが、子供の頃からよく利用しているマクドナルドの話なので、親近感を持ってみることができます。
(最近は健康志向のためほとんど行っていませんでしたが、久しぶりに行きたい気持ちになりました)

ストーリーがシンプル

この映画の特徴は、ストーリーがシンプルなことです。
マクドナルドが題材のため、いろいろなエピソードを盛り込もうとすれば盛り込めるはずですが、あえてシンプルなストーリー構成になっています。
シンプルで、かえって物足りないくらいですが、その分、ストーリーがわかりやすいです。

登場人物が少なく、アクションシーンもなく、人が亡くなるシーンなどもありません。
シンプルにレイ・クロックが描かれています。

◆ 英語学習の題材に向いているのか

上級者の多聴に向いている

日常生活での会話が多く、上級者が多聴をするのに向いています。
会話内容も特に難しくはありません。
冒頭部分は主人公が長く話していて、日常会話とは違いますが、それがずっと続くわけではありません。

初級者、中級者のかたは、作品を楽しむスタンスがおすすめ

中級者のかたにとっては、聞き取れない部分がけっこうあると思いますので、向いているというほどではありませんが、「映画の内容を楽しみながら、多聴の経験も増やす」というスタンスなら、役に立つと思います。

なお、劇中でレイ・クロックが音声教材を聞いているシーンがありますが、その音声教材の英語は、音声教材だけあって、はっきりしていて、とてもわかりやすいです(笑)

初級者のかたには、聞き取れない部分が多いと思いますので、英語学習の観点では、あまり向いていないといえます。
しかし、マクドナルドという題材は親近感を持ちやすく、設定がわかりやすいので、映画の内容に興味があれば見るというスタンスがよいと思います。

◆ まとめ

「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」は、マクドナルドを世界最大のファストフードチェーンにした、レイ・クロックの物語です。

派手さはありませんが、マクドナルドが題材なので設定がわかりやすく、親近感を持って見ることができます。

英語学習の観点では、上級者の多聴に向いています。
初級者、中級者のかたは、英語を聞き取ろうとするとストレスが溜まる可能性がありますので、作品を楽しむスタンスで見られることをお勧めします。