前回の「洋書で英語学習」では、Malcolm Gladwell の Outliers ご紹介しました。
今回は同じく Malcolm Gladwell の Blink を紹介します。
こちらも英語学習に向いている本です。
※ 洋書ですので、上級者向けの題材となります。
Blink とは
Blinkは2005年に出版されたノンフィクションです。テーマは、人間の直感や潜在意識です。
米国での販売部数は200万部以上を記録しています。
Outliers と同様に、興味深い出来事や実験結果を交えて、主張が展開されています。
ネタバレになるため、あまり多くを紹介しないほうがよいですが、1つだけ例を紹介すると、
「3,000組の夫婦の会話を観察してきた人が、夫婦が会話するのを15分間見れば、90%の確率で、15年以内に離婚するかどうかを当てることができる」事例が紹介されています。
他にもさまざまなエピソードを紹介しながら、直感と潜在意識について論じています。
Malcolm Gladwell の次の本 Outliers はベストセラーに1位で初登場し、11週連続、1位をキープしましたが、前作の Blink の評判がよかったことも一因と考えられます。
Blinkが英語学習に向いている理由
BlinkはOuliers と同様に、次の3点により、英語学習にも向いています。
◆ ノンフィクションなので、フィクションより読みやすい
日本人の英語学習者にとっては、ノンフィクションの方が理解しやすいことが多いです。
※ ただし例外もあります。内容がある程度分かっている場合などは、フィクションも読みやすくなります
◆ ベストセラーになるだけあって、内容が面白い
個人差はありますが、多くの人が興味深く読むことができます。
◆ 文章が読みやすい
Malcolm Gladwellの文章は読みやすいです。ストレスをあまり感じずに読むことが出来ます。
結論
Outliers の紹介と同様の結論になりますが、Blink も Outliers 同様に、内容が面白く、読みやすいので、英語学習の題材に向いています。
もちろん面白いかどうかには個人差がありますし、洋書なのでそれなりの英語力が要りますが、英語にある程度自信があるかたは、よかったら読んでみてください。
なお、洋書のおすすめの読み方については、Outliers の紹介記事に書きましたので、よかったら参考にしてください。